アンダンテに込めた思い
「アンダンテ」は、音楽のことばで
「歩くような速さで」という意味です。
こころが痛いとき。
苦しいとき。
どうしても人は、
早くなんとかして。
早く楽にして。
早く、早く。
そんなふうに思うものかもしれません。
けれど、誰かからアドバイスをもらっても、
「そんなことは、もうやっている」
「それができないから困っている」
そう感じることもあるでしょう。
こころのことは、いつもまっすぐに解決へ向かうとは限りません。
だから、アンダンテ相談室では、
目の前の困りごとを早く取り除くことだけを目指すのではなく、
その人がこれまで歩いてきた道のりも含めて、一緒に考えていきたい
と思っています。
どうして、私はこんなに苦しくなるのだろう。
どうして、いつも同じところでつまずくのだろう。
そんなことを考えていくうちに、
これまでの人生や、生い立ちに目を向けることもあるかもしれません。
とくに、親との関係や、
子どもの頃に家族のなかでどのように過ごしてきたかは、大人になった今の人間関係や、自分自身の感じ方にも、さまざまな形でつながっています。
アンダンテ相談室では、そうしたこれまでの歩みについても、
必要に応じて一緒に振り返っていきます。
すぐに答えを出すのではなく、
じっくりと自分について考えたい方。
これまでの人生を、
一度ゆっくり振り返ってみたい方。
親との関係や生い立ちについて、
もう少し深く考えてみたい方。
そんな方とは、とくに相性のよい相談室だと思います。
一緒に歩く。
ときには立ち止まり、
道草をして、
少し後ろに戻ってみることもある。
すぐには何も変わらないように思える日もある。
それでも、隣にいることを続ける。
急がずに。
その人の歩幅で。
歩くような速さで。
そんなふうに一緒に歩いていける相談室でありたい。
そんな思いを込めて、
「アンダンテ相談室」と名づけました。



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