怒りは悪い感情なのでしょうか
怒りにもマニュアルがあるらしい
最近は、怒りにもマニュアルがあるらしい。
「6秒待ちましょう。」
なるほど。
言いたいことはわかります。
でも、腹が立っているときの6秒って、
ずいぶん長い。
「そんな余裕があったら苦労しないよ。」
そう思ったことがある人も、きっと少なくないでしょう。
アンガーマネジメントという言葉が広まってから、なんとなく、
「怒りは悪いもの。」
「怒ってはいけない。」
「できるだけ抑え込まなければいけない。」
そんなイメージまで一緒に広まったような気がしています。
でも私は、少し違うように思っています。
怒りは、自分を守る感情
怒りは、人に備わっている大切な感情の一つです。
理不尽なことをされたとき。
大切な人が傷つけられたとき。
自分の気持ちをないがしろにされたとき。
怒りは、
「それは嫌だ。」
「それは大切なんだ。」
「そこは踏み越えないでほしい。」
という、自分自身からのメッセージでもあります。
だから、怒りを感じること自体は悪いことではありません。
怒りがなくなると、自分を守れなくなることがある
もし私たちが怒りをまったく感じなくなってしまったら、理不尽な扱いを受けても、
「まあいいか」と受け入れ続けてしまうかもしれません。
気づかないうちに、自分の尊厳や大切なものを踏みにじられてしまうこともあるでしょう。
問題なのは、怒ることではありません。
怒りに任せて相手を傷つけたり、自分を傷つけたりしてしまうことです。
大切なのは、怒りをなくすことではなく、どう付き合うかです。
怒りは、自分を知るヒントにもなる
私は、怒りは自分を知るヒントにもなると思っています。
同じ出来事でも、怒る人もいれば、気にならない人もいます。
約束を破られたことに怒る人。
軽く扱われたことに怒る人。
嘘をつかれたことに怒る人。
何に怒りを感じるかは、人それぞれです。
それは、その人が何を大切にして生きているかが違うからです。
だから、怒りを感じたときは、相手を責め続けるだけではなく、
「私は何を守りたかったんだろう。」
そう自分に問いかけてみてください。
その答えの中には、自分でも気づいていなかった「大切にしたいもの」が隠れていることがあります。
怒りをなくす必要はありません
怒りは、敵ではありません。
自分を守ろうとする心の働きであり、自分が何を大切にしているのかを教えてくれる案内役でもあります。
だから私は、怒りをなくそうとは思いません。
怒りを否定するのではなく、その声に耳を傾ける。
そして、怒りに振り回されるのでも、押し込めるのでもなく、大切に扱っていく。
そんな付き合い方ができたら、自分自身のことも、今より少し大切にできるようになるのではないかと思っています。
拙い文章ですが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。



コメント